野呂山の代表的な展望台。
眼下に広がる瀬戸内海の多島美の眺めは素晴らしく、遠くは四国の石槌連峰やしまなみ海道の来島海峡大橋が望めます。春にはヒラドツツジが一面に咲き誇ります。近くには、ユニークな形をした「かぶと岩」があるので、この名前がつけられました。
野呂山山頂まで登る「さざなみスカイライン」道路途中に位置する展望台です。標高440mの中腹にありながら、美しい瀬戸内海・安芸灘大橋の景色を楽しむことができます。山頂が霧で景色が見えないときも、ここでは1年中素晴らしい景色が堪能できます。
日中は瀬戸内の多島美を大パノラマで楽しめ、夜は周りに光が少ないことから満天の星空を満喫できます。芝生園地に2段式のテラスがあり、星座の解説板も設置されています。
野呂山ビジターセンターのすぐそばにある野呂山のシンボル的な池です。豊かな自然をたたえ、水中生物やスイレン・ジュンサイなどの水草を見ることができます。昔は天然氷の製造をこの池で行っていました。今でも冬には全面氷が張り、周囲の樹氷と織りなす風景が見事です。
野呂山の東に位置する弘法寺は、730年(天平2)年頃が起源で、その後弘法大師空海が19歳と49歳の時に修業に専念された場所と伝えられています。また、弘法寺から歩いて3分のところに「玉すだれの滝」があります。冬場は滝全体がつららで覆われ氷の芸術を観ることができます。
大重岩 |
平らで大きな岩を規則正しく積み重ねたように見えることから「大重岩」と呼びます。長い年月をかけ,雨や風に削られてできました。板状(ばんじょう)節理(せつり)の代表的な岩です。
小重岩 |
大重岩と同じく大自然の節理によってできた岩です。岩全体の周囲は大重岩より大きく、見応えがあります。
かぶと岩 |
岩の形が兜に似ていることから、「かぶと岩」と呼ばれています。特に下側から眺めると,兜のように見えます。かぶと岩展望台より50m。
大滑岩 |
大滑岩は1枚の大きな台状の岩です。サンセットストーンと呼ばれるにふさわしく、日の入りと夕日を眺めるのにとても素晴らしい場所です。
野呂山の岩海 |
岩海遊歩道 |
野呂山は、約8,000万年前にマグマが噴出してできた流紋岩が地殻変動によって隆起したものです。その後、氷河時代に入り急に冷やされ、岩には様々な割れ目ができ、この割れ目に沿って雨や風で削られた岩が一箇所に集まった現象を「岩海」と言います。野呂山の岩海は「よこごうろ」・「たてごうろ」「桜が谷岩海」の3つのダイナミックな岩海が見れます。
はなぞの野呂高原は、山頂の寒冷な気温を利用し,約1,500坪の広大な敷地で、コチョウランとバラの生産・販売を行っています。毎週金曜日と土曜日にはハウス内の見学と販売を行っています。